車庫証明の申請には車庫の配置図を書いた書面が必要です。平面駐車場ですとどのように書けばいいのかイメージしやすいと思いますが、機械式駐車場の場合はいまひとつ想像しにくいのではないでしょうか?
今回は何となく難しそうな機械式駐車場の配置図の書き方を解説していきます。
機械式駐車場の配置図の書き方
機械式駐車場にはいくつか種類があります。2つもしくはそれ以上の複数の駐車スペースが縦に積み上げられている二段・多段方式と、施設内で立体的に駐車スペースを巡回させるエレベーター方式は特に目にすることが多いかと思います。
ここからは二段・多段方式とエレベーター方式を分けて説明していきます。
機械式駐車場/二段・多段方式の配置図の書き方
まずどのタイプの駐車場でも必ず書かないといけない事項があるので、そちらを確認していきましょう。
必須事項は次の通りです。
- 駐車場全体と申請する車庫の位置
- 車庫の寸法、駐車場の出入口の幅、車庫に面している道路の幅員
- 周囲の建物
以上の事項は機械式駐車場の場合でも必ず書きます。
そして二段・多段方式の場合はさらに必須事項があります。
- 機械式駐車場の高さ、幅、長さ、重量
これらの事項は機械式駐車場の見やすい場所に掲示されていることが多いので、見つけたらメモをして配置図に書き込んでください。もし見つけられなければ駐車場の契約書などに記載されてることもあるのでそちらで確認するか、契約した管理会社や不動産会社に尋ねてみましょう。
また配置図を書くときは「~未満」や「~以下」などが掲示されていたら、そちらも必ず書くようにします。書き忘れると受付けてもらえないのでお気をつけください。
機械式駐車場で位置が固定されている場合は段数も記載します。固定されてなく開いているスペースに駐車するような任意の場合は「保管場所の指定なし」と記載します。
この場合、できるだけ保管可能台数と現在の保管台数も記載するようにしましょう。警察署に記載を求められることが多い事項だからです。
ターンテーブルがある場合は、その記載もします。こちらは記載を忘れると受付けてもらえないので必ず記載するようにしましょう。
機械式駐車場/エレベーター方式の配置図の書き方
次にエレベーター方式の場合を見ていきましょう。ちなみにどのタイプの駐車場でも記載しなければならない事項があるので、そちらは必ず書くようにしてください。必須事項は次の通りです。
- 駐車場の出入口の幅、車庫に面している道路の幅員
- 周囲の建物
エレベーター方式の場合では申請する車庫の位置が固定されているわけではないので、平面駐車場の配置図と比べるとかなりシンプルな記載になります。
上記の必須事項は図で示し、車庫の幅などは図ではなく文字だけで記載します。記載すべき事項は次の通りです。
- 幅
- 奥行
- 高さ制限
- 重量制限
- 呼出番号 (※呼出番号がなければ書く必要はありません)
高さ制限、重量制限に「~未満」や「~以下」などの表示があれば忘れずに記載するようにしましょう。
まとめ
機械式駐車場の配置図の書き方の解説をさせていただきました。疑問は解決しましたか?
二段・多段方式とエレベーター方式で記載するときのポイントは異なってきますが、ポイントをきちんと押さえて記載すれば、特に難しいものではないとご理解いただけたかと思います。
それでは車庫証明を無事に取得されて楽しいカーライフをお送りください!
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